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2019年12月16日

「Flash方式」から「HTML5方式」への移行

●動画コンテンツを「Flash方式」から「HTML5方式」に切り替え可能に

ムービーコモンズでは、これまで PC 向けの配信には「Flash方式」を iOS/Android 向けの配信には「HTML5方式」を採用しておりました。

今回、PC 向け配信につきましても「HTML5方式」を利用できる形にアップデートいたしました。

なお、「HTML5方式」による動画配信には、いくつかの方式が存在しておりますが、今回 Webページへの埋め込みコンテンツについては「暗号化 HLS(HTTP Live Streaming)」という方式を、また、LMSサーバーで利用する SCORM教材コンテンツについては「HTTPプログレッシブストリーミング」という方式を採用いたしました。(今後のアップデートで「暗号化 HLS」方式に統一する予定です。)

●今回「HTML5方式」が適用される範囲

今回「HTML5方式」が適用される範囲は、エンドユーザー向けに配信される動画コンテンツになります。

管理者が利用する「コントロールパネル」(管理者ページ)につきましては、もうしばらく「Flash方式」を継続し、今後のアップデートで「HTML5方式」に移行する予定です。

●「HTML5方式」への移行にあたりお客様側で必要となる作業

(1) コントロールパネルにて「配信方式の選択」を行う

コントロールパネルにログインをしていただき、「アカウント管理」から「配信方式の選択」ページで進んでください。

「配信方式」として「HTML5方式」を選択し「設定」ボタンとそれに続く確認ダイアログで「はい」をクリックしてください。

これにて、既存の動画コンテンツ(ライトボックス形式のコンテンツは除く)、および、新規に作成する動画コンテンツが「HTML5方式」で再生される形になります。

(2) 既存の埋め込みコンテンツに関して必要となる作業について

(2-A) 通常の埋め込みHTMLコードの場合

埋め込まれているコンテンツは、自動的に「HTML5方式」に切り替わります。コントロールパネルからの埋め込みコードの再取得・Webページへの再埋め込みは不要です。

なお、後段でご説明しますが、「動画コントローラー」の表示形式が一律「重ね表示」となるため、既存の埋め込み動画において「下部表示」の設定をされている場合は、動画の高さと埋め込み領域の高さの調整のため、動画の上下に黒い帯が表示される形になります。

この上下の黒い帯を表示しないようにしたい場合は、埋め込みコードの再取得・再埋め込みをしていただくか、または、現在埋め込み先となっている HTML の記述を調整していただく必要があります。後者に関する具体的な方法につきましては、埋め込みコンテンツの形式等により異なりますので、当社までお問い合わせください。

(2-B) ライトボックス形式の埋め込みHTMLコードの場合

ライトボックス形式のコンテンツは、全体の枠組みを Flash で実現していることから、「配信方式」を「HTML5方式」に切り替えても「Flash方式」のまま変化いたしません。

「HTML5方式」に切り替えるためには、大変お手数ですが、コントロールパネルからの埋め込みコードの再取得、および、Webページへの再埋め込みが必要となります。

(2-C) LMSサーバーで利用されるSCORM教材コンテンツの場合

埋め込まれているコンテンツは、自動的に「HTML5方式」に切り替わります。コントロールパネルからのZIPファイルの再ダウンロード・LMSサーバーへの再設定は不要です。

なお、これまで動画の下部に「動画コントローラー」が、スライドの下部に「スライドコントローラー」が付いておりましたが、「HTML5方式」のSCORM教材コンテンツでは、これらの「コントローラー」が付かない形となり、動画の再生開始位置の選択は目次による操作となります。

●「HTML5方式」コンテンツの閲覧推奨環境

閲覧推奨環境につきましては、次のページをご覧ください。

https://www.global.ad.jp/mc/require.html

各OSの古いバージョン、各ブラウザーの古いバージョンにつきましては、対応できない場合がありますので、ご注意ください。

●「HTML5方式」への移行に伴う機能仕様の変更

(1) 動画コントローラーは「重ね表示」(マウスオーバー時に表示)のみに

「Flash方式」では、動画コントローラーの選択肢として「下部表示」と「重ね表示」の2種類がありましたが、「HTML5方式」では「重ね表示」のみとなります。

既存コンテンツで、動画コントローラーを「下部表示」にしている場合、「HTML5方式」への移行時に、自動的に「重ね表示」に切り替わります。

また、その表示は、「常時表示」ではなく「マウスオーバー時に表示」という形になります。

(2) 動画の「自動スタート」対応はライトボックス形式のみに

「Flash方式」では、動画の「自動スタート」について「する/しない」の選択が、通常の埋め込み動画およびライトボックス形式の埋め込み動画の両方に適用される形になっておりました。

「HTML5方式」では、動画の「自動スタート」の「する/しない」の選択は、ライトボックス形式の埋め込み動画のみに適用される形となり、通常の埋め込み動画につきましては、一律「自動スタートしない」設定になります。(通常の埋め込み動画は「自動スタートする」設定にはできません。)

これまで、通常の埋め込みコードにて「自動スタートする」設定にされていた場合、「HTML5方式」に切り替え後は、「自動スタートしない」形になりますので、「動画フレーム上の再生ボタン」を表示する設定にしていただくなど、エンドユーザーに対して、操作がわかりやすい形にしていただければ幸いです。

(3) スライドで使われるアニメーション効果はコマ送り形式に

「Flash方式」では、パワーポイントファイルに設定されたアニメーション効果が配信コンテンツでも再現される形になっておりましたが、今回の「HTML5方式」では、アニメーション効果の再現はされず、コマ送り形式の表現となります。

なお、今後のアップデートにおいて、「HTML5方式」においても、アニメーション効果の再現に向けて検討をする予定でおります。